どもども阪本です。
うちの他のスタッフは皆【行楽の秋】さながらに色々お出掛けしているみたいです。
(・・・羨ましい。)
私はといえばまたまた【読書の秋】でございます。
(すいません。苦笑。)
先日のブログで久しぶりに読書にハマっております。と書きましたが、あれから読書熱が再発してしまいすでに前回の《クーデター》から数えてこの写真の《ZERO》で4冊目でございます。
これは 麻生 幾 という作家の作品でもともとノンフィクション作品を多数発表されていました。
私はこの方の作品も大変好きでして、勿論この《ZERO》も後で紹介する《宣戦布告》も過去に読んでおります。
しかしこれも引越しのドサクサで紛失してしまっていたので休日必死に書店をまわりやっと見つけた次第であります。
物語は
全国公安警察の中でも頂点に君臨し極秘に組織されている(ZERO)
警視庁公安部外事第2課に所属する主人公は情報提供者の中国大使館員から中国諜報部首脳の恐るべき計画を知る。
一人全力で阻止しようとする主人公に対し(ZERO)の幹部は指示に従わない彼を陥れようと裏工作を仕掛ける。
しかし中国諜報部のスパイ活動により事態は
海上自衛隊をも巻き込んだ国同士の争いの危機に・・・。
とまあこんな感じです。
この方も実に細部にわたりリアルに書き込みをされていて丹念な取材に裏打ちされた描写なんだと何度読んでも感動します。
先ほども述べましたがこの《宣戦布告》も麻生 幾氏の作品であり、確か私の記憶が間違ってなければ氏の小説第1作目だったと思います。
(もし間違っていたらすいません。苦笑。)
初めてこの小説を読んだ時はそのあまりのリアルな描写に衝撃を受けました。
丁度書店で次に読む本を探している時、何気に手に取ってパラパラと読んだ直後にはレジに並んでおりました。(笑)
この作品もノンフィクション作家として国の内外の事件をテーマに書かれてきただけあってとにかく
凄いっ!!!!
の一言です。
物語の内容はあえて書きません。
出来たら一度読んでみて下さい。ポリティカルサスペンスがお好きな方なら気に入って頂けるのでは。と思います。
(まぁ個々で好みはあるかと思いますが。)
これは国家の危機管理を突き詰めた内容です。
現行法での治安出動における自衛隊の武器使用の問題点や警察力の限界、政治家のやり取りなどなど・・・政党も実在する党が登場します。
念の為に申しておきますが、私は国家危機ものばかりではなく他のテーマの本も好きですよ。
・・・まぁ恋愛ものはあまり読みませんが。
(苦笑)
実は《宣戦布告》は映画にもなっています。
(ご存知でした?)
映像派の方はこちらをどうぞ。
物語の内容は流石に時間の制約を受けてしまっていますが劇中登場するセットや自衛隊の制服、装備品などを徹底して作り込んでおり、その後の自衛隊関連の映画にも影響を与えたそうです。
ちなみに登場人物で内閣総理大臣のモチーフは小泉純一郎元総理だったらしいです。
そう思って観るとまた違った面白さがあるかもしれませんね。(笑)